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2016/06/04(土) 23:39

先日KSKさんで、障がいをお持ちの皆さんを対象としたIT系の授業をさせていただきました。

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KSKでの講義の模様

その中で感じたことです。

私たちは、日常というものにせかされて物事を少し離れて見るという事に意識が行かない場合があります。簡単にいえば日常に流されている。

仕事や勉強もそうですが、決められたレールの上を走るのに一生懸命で、そのレールの外に何があるのか?レールの外から自分を見たらどう見えるのか?そんなことを想像すらできないでいる。

しかし、きっとそのレールというのは、「そこに敷かれていると思い込んでいるに過ぎない」という事実。

それに気づくためにすること、それを私は「スイッチオン」と呼んでいます。スイッチオンとは、物事を多面的にとらえること。レールがあるのなら先回りして楽しむ事、自ら決断して違うレールにも乗ってみること、レールの先が行き止まりでもまた違う可能性をためしてみること。

そういった自立した考えを持つということになります。

色んな決まりや考えをもう一度検証して、それが自分にとって正しいか正しくないか判断し直すこと。そこにどんな可能性があるか考え、自分を誘導し動き出すこと。

スイッチがオフになっている場合は、こういったことが出来ずにいます。ただ日常の課題をこなすだけに終始し、全ては生きるための作業になっていく。

つまらないですね・・・なんだか苦しいだけかも知れません。

でも、ちょっと考え方を変えればいいのです。例えば勉強について。

オフになっている学生は、教科書を貰っても読みません。読むのは授業で先生が「ここを開いてください」と、言った時だけです。

オンになっている人は、もらった時点で全部読みます。先回りしてまず自分で理解しようとします。わからないことは先生に聞けばいいい。だって、本には作り方が書いてある訳です。

これやるだけで、やらされている勉強からやりたい勉強に変わります。

これに気づくと障がいのあるなしは関係なくなってきます。色んな障がいがあっても可能性は無限大ですね。

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浅川 浩二

自己紹介が難しい。あまりに色んな事をやりすぎてアイデンティティーが希薄になってしまった。何が出来るの?って聞かれると答えに窮する。ただ言えるのは、「友だちになれば便利な人だよ」という感じかな。

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