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2016/09/11(日) 23:50

デジベルという単位について

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ちょっと今日は「音」について。

音の大きさを表現する単位としてdb(デジベル)という単位があります。このデジベルで表すと一般的会話が60db電車の中の騒音が80db位だと言われています。

デジベルという単位では対数的に実数が上がっていきますので20db違うと実測値では10倍の違いになります。

ココで重要なのはdbという単位は、相対値であるということです。簡単にいうと、計測器で測った一定の数値があるというわけではありません。

つまり、例えば、人が聞こえる一番小さな音を0デジベルと仮定して、実測値で10倍だと20db、100倍だと、40db、1,000倍だと60dbとあらわすんです。

これは、人間の耳は小さい音には敏感だが大きくなっていくと実際の値よりその差を縮めて感じるという特性があって、それがdbという単位と概ね合致しているということから使われているんです。

小さい音には敏感だが大きな音の音量(音圧)の差には鈍感。

これって、音響的ににはコンプレッサーというエフェクターの機能ですね。人間の耳はこうして大きな音から小さな音までもれなく感じられるように作られています。

画像は常用対数(Wikipedia からの引用)

読む 896 回読まれました 最終修正日 2016/09/11(日) 23:53
浅川 浩二

自己紹介が難しい。あまりに色んな事をやりすぎてアイデンティティーが希薄になってしまった。何が出来るの?って聞かれると答えに窮する。ただ言えるのは、「友だちになれば便利な人だよ」という感じかな。

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