BANANさんが在籍していたEP-4は活動当時(1980年結成)から聞いていたわけでして、やっとインディースシーンなどの音が田舎にも少しずつ届きはじめて、それらラディカルな音に興奮したものです。
今の時代は、リアルタイムに情報が行き渡る事によって、多くの恩恵を受けているのと同時に、情報が多すぎて「作る」という行為にノイズが混入してしまう場合もあると思います。
それに対して、その当時は、十分な情報がない反面、ものを作る行為が精神的内面に向かい、それぞれのアイデンティティーが自立して存在していたと言えるかもしれません。
つまり、独自性の高い音楽が生まれやすい時代でもあったと言うことでしょう。だから、それぞれの音楽にいつも驚きがあった。
それは、私を変え、私を育ててくれたと思います。クリエイターである皆さんにとってはそういった現象が自分の知らないところで起きている事に無頓着な方もおいででしょう。しかし、アートや音楽は確実に何かを変える力があるのだと思います。
藤田さん、バナナさん、ありがとうございました。
以下の曲は前記の曲とは違いますがEP-4の曲です。