そのためには色んなメーカーの画像への解釈のイメージをつかむことが重要であって、自分の求めている画質とどのメーカーの方向性が一致するのか知る必要があるだろう。
例えばNIKON、基本的に加工を前提とした地味めな絵作りであり、RAWで撮影してそこから追い込んでいくのに適してる。それに対してCANONは少し派手目の色で、人物撮影に向いているが、コンパクトカメラでは逆にちょっと地味めかもしれない。
その他、各メーカーごとの方向性を理解できると、自分にあったカメラというものがわかってくる。同じメーカーでも処理エンジンが変われば当然出てくる絵も変わってくるが、それでもある一定の方向性というものは維持されている場合が多い。
現在、自分の感性に一番合うのはFUJIのカメラだ。Xシリーズになる前は、正直迷いがあったと思われ、Finepix時代の絵作りはあまり好みではなかった。以前FinePix S3 Pro というハイエンド一眼も使っていたが、シアン系のフェリア(色かぶり)が出やすく、敬遠気味だった。
だが、Xシリーズになってからは非常に画質が向上した。今後はよほどのことがない限りXシリーズをメインのカメラとして使い続けるつもりだ。