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2016/09/11(日) 21:52

Canon G1X その後の使用感と問題点

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Canon G1X での撮影 南関町ホテルセキア JPEG撮って出し Canon G1X での撮影 南関町ホテルセキア JPEG撮って出し

CanonG1X(MarkⅡではない)を普段使いに使おうと思ってオークションで入手撮影を重ねているうちに思いました。「なんだか違和感がある。」なんというか思ったような絵にならない。日中の明るい時には問題ないけど、ちょっと暗くなると出てくる絵に限界を感じる。確かにセンサーサイズはマイクロフォーサーズより大きくてうまくいった時は解像感も高いのだけどそれでもムラがありすぎる・・なんでだろう・・と思い調べていたらわかりました。

 

http://d.hatena.ne.jp/losttechnology/20130325/1364178230

この方の書いている内容はもっともです。結局基本スペックを活かしきれていないわけです。カメラとしての完成度が低いともいえます。銀塩時代の技術力としてのレンズであったり、思想性などは素晴らしいと思うのですが、この機種が開発された時期、それらを制御するためのシステムが十分に完成していなかったと言うことでしょう。

特にAFのステップ数が45しかないというのは致命的。

これで、F2.8のレンズは使いこなせない。フォーカスが合わない・・・手動なら合わせられるけどレンズにリングがないのでマニュアルフォーカスが使いにくい。

それにやっぱり接写に関しては弱すぎる。

露出に関しては、Canonの考え方だと思いますが、少し露光過度に振れる場合が多いでしょう。これは多分人物撮影における顔色などが暗くならないようにという配慮だと思いますが、風景撮影に関しては、それがあまり良い結果につながりません。これは好みの問題であって、露光がオーバー気味になるとどうしても彩度が落ちて浅めの色合いになります。

さらに、スナップ用としてはちょっとごついです。これも好みの問題ですが、肩掛けワンウェイバックなどに簡単に突っ込んでもっていけない。これは厚みの問題ですね。

勿論何度も書きますが条件が揃った時の画像は素晴らしいです。

ということで、使う時と使う人間を選ぶカメラということになります。

MarkⅡでは改善されていると思いますが・・・私が所有しているスナップ用カメラとしてはやっぱりFujifilmのX20が今のところベストです。

読む 1025 回読まれました 最終修正日 2016/09/21(水) 02:06
浅川 浩二

自己紹介が難しい。あまりに色んな事をやりすぎてアイデンティティーが希薄になってしまった。何が出来るの?って聞かれると答えに窮する。ただ言えるのは、「友だちになれば便利な人だよ」という感じかな。

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