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2016/09/21(水) 01:22

RAWデータとJPEGデータとの違いについて

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デジタルカメラで撮影したRAWデータは、撮影された時の生データでJPEGはそれをもとに圧縮されたデータであることは先に書いたが、それ以外の違いとしてノイズリダクションなどがかかっていたり、色調の調整が行われていたりする。

そういった意味で、デジタルカメラ内で生成されたJPEGはそれらを処理するエンジンによって、様々な加工が加えられており、より、扱いやすい情報に成っているといえるだろう。

ただし、その処理エンジンの出来がそのまま、そのカメラの個性であるとも言えるし、エンジンの出来次第では、適切な加工がなされない場合も出てくる。例えば下記のデータは同じカメラで撮影したRAWデータとJPEGをそのままスタンダードに出力し、等倍表示したものをキャプチャし直したものだ。

 

a 001

JPEG DATA

a 002

RAW DATA

上記を拡大してみれば分かるが、色調はJPEGの方が鮮やかで、シャープネスも高い・・・しかし、事解像度になればやはりRAWデータの方が優れている。

実際は、撮影時のJPEGの設定がFINEではなく、BASICという設定であったことも作用して、山の木々のそれぞれが潰れてのっぺりした感じになってしまっている。それに対してRAWからの切り出しは解像感を保っているのが分かるだろう。

こういった結果になるのは、当然のことではあるが、やはり撮影時、作品として意識しているのであればRAWでの撮影は必須であろう。

また、同じ条件で撮影したiPhone5Sの写真も投稿しておくが、これが案外頑張っている。

ピクセル数が上記デジカメに比べると少ないので全く同じ画角ではないが、案外解像感があることにちょっとびっくりした。こちらもクリックして拡大して確認してほしい。

A-003.jpg

 

iPhone5S

勿論、シビアな目で見ればデジカメの方がノイズも少なく画質は良いのであるが、あのサイズの内蔵カメラでこれだけの絵が撮影できるというのは驚きだ。

読む 1113 回読まれました 最終修正日 2016/09/21(水) 01:58
浅川 浩二

自己紹介が難しい。あまりに色んな事をやりすぎてアイデンティティーが希薄になってしまった。何が出来るの?って聞かれると答えに窮する。ただ言えるのは、「友だちになれば便利な人だよ」という感じかな。

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