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2016/12/04(日) 21:42

コンビニエレジー

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今日のコンビニ店員はそん君だった。はじめて見たときは、日本語が本当に不自由そうで、正直何を喋っているのか全く聞き取れず、自覚があるのか彼自身も小声でモゴモゴ言うだけだった。

こちらとしては店員が何を喋っているかなんてわからずともコンビニというシステムでの買い物なので、基本困りはしない。

しかし、だいぶ日本語にもなれてきたようで、少し声が大きくなってきた。

明日食べる為に食パンやら何やら買ったのだが、購入したスープを温めてもう事にした。

そん君は、あたたまるまで丁寧に袋に他の商品を詰め、出来上がったスープを入れようとして私に言った。

「これ、いしょにいいですか?」

勿論、別々に入れるなんてもったいないことはしない。彼の目を見て私は答えた。

「いしょにいいよ。」

あああああああ、ダメだ!つられた!「に」が抜けている。

「一緒にいいよ」ないしは「一緒に入れていいですよ」と言わなければいけないのだ・・・。

それをつられて「いしょにいいよ。」なんて言ってしまった。しかもイントネーションまで明らかにおかしい!

恥ずかしさでいたたまれなくなるのを表情には出さず、釣りを受取りそそくさと帰宅する私だった。

読む 830 回読まれました 最終修正日 2016/12/04(日) 21:45
浅川 浩二

自己紹介が難しい。あまりに色んな事をやりすぎてアイデンティティーが希薄になってしまった。何が出来るの?って聞かれると答えに窮する。ただ言えるのは、「友だちになれば便利な人だよ」という感じかな。