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2018/05/30(水) 15:36

Windows7のPC環境を新規購入したWindows10のパソコンに引っ越し。

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Windows7のサポートは2020年に終了するため企業の中では、新たなPCを購入してその環境を移築する作業が行わている。今回、クライアントのPCにて移築作業にファイナルパソコン引っ越しというアプリを使ってみたので少しレポートを書いておこう。

正直、これらの環境移築はセキュリティー対策の意味もあって、相当にめんどくさくなったというのが実情で、いろんな環境を簡単に新しいPCに引き継ぐというのは多くの作業が必要になっている。それらを簡素化するのが引っ越しアプリだが、普段はあまり使わず、手動でやることも多い。というのもあんまり信用していないし、元PCに存在していた問題を引き継いでしまう可能性もある。

いわゆるレジストリファイルなどの引継ぎによって、不具合まで引き継ぐ可能性があるのだ。とはいえ、台数が多いとなると一定の省力化も可能なので使ってみることにしたわけだ。

 さて、ここで問題になると予測していたのがメールデータの引継ぎ。その他ドライバー等も心配だがとにかくやってみる。その結果いくつかの不具合が出てきたのでその結果と対策などをまとめてみよう。

1.Windows Live Mail のメールデーターをWindows10の環境で引き継ぎたい。

今回の場合、Live Mailのアプリも含めて移築されたが、実際は起動しなかった。もしかすると何らかのframeworkなどが不足しているのかもしれない。そこで、実際のメール情報が移築されているかを確認する為もあってなんとかWindows10の環境で、Live Mailを動かしてみた。

まずは、Live mailが含まれているWindows Essentials 2012をダウンロードしたいが、サポートが終了しているので正規なサイトからは入手できず。アーカイブされているサイトを見つけインストールした。

 これで、Live mailが起動。中身を確認できるようになった。もちろん、メーラーとして利用することも可能だが、サポートが終わったソフトを使い続けるのは問題だ。

ここで、選択肢はいくつかあるが、今後のことを考えてThanderbirdへの移築を選択した。

手順は以下の通り

  1. Thanderbirdのインストール
    https://www.thunderbird.net/ja/
  2. Thanderbirdのインポート機能でメールデータのインポート
    この際インポートはOutlook Express を選択
  3. 既定のメールアカウントを設定
    アカウントは新規で設定し直すことになる

これで一応、メールのデータは引継ぎができた。

2.Office関連ソフトの引き継ぎ

すでにOffice2016が入っているPCなのだが、ファイナルパソコン引っ越しを使ったことで、元PCにも入っていた Office2013が移築された。この点はいいのだが、実際は起動せず。削除した。もし、2016がセットアップされていない環境であれば移築も成功した可能性はあるが、これはいくらか実験してみないとわからない。

また、レジストリ的にファイルのダブルクリックで2013が立ち上がろうとするが当然立ち上がらない情況になったので、2013自体をアンインストールした。

3.その他のソフト

プリンターの設定などは引き継がれていたので、これは問題なし。ただ、Google Chromeに関して、移築後インストールしたため、ブックマークなどは引き継げなかった。もちろんChrome にログインして使っている場合はクラウド経由で同期できただろうが、今回のクライアントはその設定をしていなかったため、引き継げないということになった。

一般事務で使われているのでそれほど特殊なソフトが無かったこともあり概ね順調に移築できた。

クライアントのパーソナルデータは17GBで移築データ制作には約30分弱かかった。他のクライアントの場合、280GBあるので、データを作るだけで5~6時間はかかるだろう。今日の作業内には収まらないので、先程作成状態にして、明日の朝また確認することにした

 

読む 708 回読まれました 最終修正日 2018/05/30(水) 18:37
浅川 浩二

自己紹介が難しい。あまりに色んな事をやりすぎてアイデンティティーが希薄になってしまった。何が出来るの?って聞かれると答えに窮する。ただ言えるのは、「友だちになれば便利な人だよ」という感じかな。

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