• 096-201-3635
2016/02/09(火) 00:16

風景写真の加工の一例 注目

投稿者:
このアイテムを評価
(0 件の投票)

今回は作品展の為に制作した。写真の加工例をアップします。今回の写真は、「記憶の中の情景」をイメージしていますので、全体的に彩度が高く、フォギーがかかっています。また、周辺部の光量も意図的に落としています。

1.元データ

deltaworks 7210019

 

それなりに綺麗な写真なんですが、これを加工していきます。

撮影データ

  • カメラ:OLYMPUS E-M5 レンズ:OLYMPUS M12-50mm(12mmでの撮影) 絞り:22 シャッタースピード:1.3秒
  • 全体にピントが来るように絞り込んで、シャッタースポードは遅めにして水の流れを滑らかになるようにしています。勿論三脚を使っています。

2.Loghtroomでの補正

 deltaworks 7210019 2

ここでの補正は基本的に、全体の明るさやコントラスト、更にシャープネスなどを調整していきます。

明るすぎるところは鞍目に、暗いところは明るめにして全体が平均化するような加工になります。云うなればHDR的な加工です。

必要ないところは調整しませんが、先ずこういった平均化を行うことで、後のPhotoshopでの加工がやりやすくなります。こういった濃度やコントラストの補正はPhotoshopよりもLightroomでやったほうが効率がいいと考えています。それで、出来ない部分は更に後にPhotoshopで行うこととなります。

969859

 

補正すべき場所をマスクで書き込みながら調整を行います。左が元画像右が補正後です。

濃度だけではなく、シャープネスなども調整しています。

これでも随分印象の強いものになって来ました。一般的な写真としてはこちらの方が使いやすいかも知れません。

しかし、今回は作品化するためにこれから更にインパクト強くしていきます。

3.Photoshopによる加工

残念ながら途中の工程を記録していませんでしたので分かりにくいと思いますが、再度やコントラストなどを一括して調整後、フォギーの加工を行っています。

deltaworks 2

 

 折角シャープネスを上げているのにされにフォギーでボカしているわけですが、シャープネスを上げたものにフォギーをかけるのと、フォギーをかけたものにシャープネスを掛けるのでは結果が違ってきます。

前者の方が、画像に芯が残ったような画像となり、後者は汚れたような感じになってしまいます。子のためフォギーやソフトン的な加工は最後にやったほうがいいでしょう。

また、フォギーの効果を調整するためには、元画像とフォギー画像を別レイヤーで作り、透明度で調整するのをオススメします。

読む 1385 回読まれました 最終修正日 2016/02/09(火) 00:48
浅川 浩二

自己紹介が難しい。あまりに色んな事をやりすぎてアイデンティティーが希薄になってしまった。何が出来るの?って聞かれると答えに窮する。ただ言えるのは、「友だちになれば便利な人だよ」という感じかな。

ブログ検索