1.ホワイトバランスをオートではなくケルビンにする。
この設定を忘れてこの色になりました。実は月の明かりの色というのは太陽光に比べると色温度が低くオレンジっぽい色なのですが、低照度における人間の感光特性から赤には感じにくいために青っぽい光として認識されます。
このために、オートバランスなどで撮影すると、全体的にオレンジ色が強くなり、記憶色との差が生じます。
そこで、色温度を3900K前後に合わせて調整します。この設定が出来ないデジカメもあり、夜間撮影には向きません。
撮影後の色調整である程度は可能ですが、やはり撮影時に合わせておかないと、細かい色の分離が出来なくなる可能性が高いです。
2.露出はマニュアルで行う
絞りと、シャッタースピードはオートではまず適正値に成りません。ここは色々組み合わせてテストが必要です。
ちなみにこの写真の場合ISO250、F2.8 S30秒です。
30秒だと星は少し流れます。なので、できれば15秒以内がいいですsね。この写真でもISO400まで上げてS15秒で撮影出来たと思います。(この値は満月に近い状況で雲が出ていない晴天時の値です)
3.ISO感度を上げすぎない。
ISO感度をアップしすぎるとノイズが出ますので、ギリギリ低い値を使います。カメラによって上限値は違いますが3200とかで撮るとますノイジーなのでISO400-800程度が適当でしょう。
4.三脚は必須
ISOをアップ出来ないことで、当然ながらシャッタースピードは遅くなるので三脚必須です。
下記ケルビン値を適正に設定した場合の色です。