こういった場合基本的には露出を変えた写真を撮影したのちHDRと呼ばれる合成を行いますが、Photoshopなどのソフトが必要となります。それができなくてもRAWデータで撮影すればずいぶん修正可能です。
一般的な撮影時のサンプル設定
1.日の出前の暗い状態で撮影する場合
- ISO設定を400にする
暗いとISOは自動的にアップします。ISOとは受光素子の感度なので、この感度が上がりすぎるとノイズが出ます。なのでわざと低めに設定します。 - ホワイトバランスを太陽マークにする
ホワイトをAUTOにすると自動的になるべく昼間のような色合いにしてしまいます。朝焼けの色が白っぽくなるのを防ぐためです。 - プラスマイナスで同じコマを何枚か撮影する。
正直こんな場合はあんまりカメラの自動露出はあてになりません。できれば同じフレミングでプラスマイナスで撮影してください。+1.5 0 -1.5 くらいでいいでしょう。(条件によっては2絞り以上変えたほうがいいこともあります)これ等のコマがあれば後々HDR合成も可能です。 - 三脚を使う
これは必須だと思ってください。まず、ISOの値を落としていますので、それだけでもシャッタースピードが低下しますので、手振れが起きる可能性が高いです。 - RAWデーターで撮影する
カメラによってはRAWデータでは撮影が出来ないものもありますが、可能であればJPEGではなくRAWで撮影しましょう。RAWデータの場合JPEGに比べると2絞り分くらいは修正が可能です。また、ホワイトバランスに関しても調整出来る範囲が広いので有利です。
2.日が昇り始めたら
- ISO設定をAUTOに戻す
戻さなくても大丈夫だけど、それ以降の撮影で、戻すのわすれちゃうと面倒なので、ついでに戻します。 - ホワイトバランスは太陽マークのまま。
- プラスマイナスで同じコマを何枚か撮影する。
- RAWデーターで撮影する
*下記画像はクリックで拡大出来ます。