SCB(Social Community Brand)的地方創生が実験されている現場にて、様々な事例の発表がありました。
これらの試みは、これまで無かったのではなく、それを理論化して体系化したところが新しいと言えるでしょう。方法論の確立に於いて、効率が上がるという部分が期待されます。
SCB理論はネットワーク理論として注目された「ブローカレス理論」をベースに社会に当てはめ、地域コミュニティーの活性化を目的とするものです。
これらは、システムのヒエラルキーを極限にまで抑え、個々の要素が並列に組み合わさり最低限のシステムで動くことを前提としています。Pネットワークの概念から説明すれば、サーバークライント方式ではなくP2Pの連携の中から、コミュニティー活動を活性化させ、ビジネスを興していくという理論です。
ものすごく乱暴に書けば
「巨大企業みたいな大きなトップダウンの仕組みではなくて、個人個人が目的によってつながり、その活動などをブランド化することで、物事をなしていこうという考え方ね。そんでもって、その個人をピアって呼ぶんだけど、ピアは個人とは限らないのよ。会社なども一つのピアとして存在してる。つまり、この場合個人と会社であっても、それは同列の要素って言えるんだよね。そのグループで協同して何かを作ったりするわけよ。それがソーシャル・コミュニティー・ブランドの考え方なのね。」
という感じです。