EVFが付いているという理由からフジのXA-1からX-E1に乗り換えてみた。基本的には正解だったと思うが、やはり発色における考え方の違いは割と大きいのが分かった。
XA-1は初心者向けというスタンスでの絵作りが行われているために、一見するとX-E1の色合いよりも派手目な色調に上がることが多い。
現在のデジタルカメラはそのパーツの出来不出来よりも、メーカーの持っている画質の方向性による個性の方が重要だと思っている。解像度や高感度特性などは、シビアな作品作りでは重要だが、全体から受ける印象というものは、そういったディティールより「どんな絵を作るのか?」というソフトウェアーの完成度の方が影響が大きい。
今回は作品展の為に制作した。写真の加工例をアップします。今回の写真は、「記憶の中の情景」をイメージしていますので、全体的に彩度が高く、フォギーがかかっています。また、周辺部の光量も意図的に落としています。